冬の入り口に思う、琵琶湖の風とサウナの夢

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12月に入り、朝の空気がぐっと冷たくなってきました。ついこの前まで長々と居座っていた暑い夏が嘘のようで、思わず肩をすくめるほどの冷え込みです。北陸方面では明日にかけて雪の予報も出ており、こちらではまだ大きな影響はなさそうとはいえ、この地域の天気は時に予想を大きく裏切ります。冬の訪れに少し身構えつつも、「まあ大丈夫だろう」と気を緩めてしまいそうな自分がいたりして、なんだか不思議な季節の変わり目です。

そんな寒さが深まりつつある中でも、滋賀の四季の豊かさには改めて魅了されます。春のやわらかな陽気、夏の強い日差し、秋の色づく山々、そして冬の凛とした空気――この変化が身近に感じられることは、ここで暮らす大きな魅力です。若い頃のように、時間とお金に余裕があれば、もっと琵琶湖で遊ぶ時間をつくりたいものだとよく思います。

思い返せば、数年前はよくヨットに乗って琵琶湖の風を感じていました。湖面を滑るように進む感覚は特別で、普段の忙しさや悩みを忘れさせてくれるものです。転覆や沈没には至らなかったとはいえ、濡れた帆は重たく、操船の難しさにヒヤリとしたこともありました。なにより、人を乗せているという責任感が時に恐怖へと変わる瞬間もあり、自然を相手にしているということを身をもって知ったものです。それでも、あの風を切る爽快感は忘れられず、「またいつか乗りたい」とふと思うことがあります。

最近では、こんな趣味の幅をさらに広げてくれるアイテムが登場しています。野外に持ち運べるサウナです。テント式のものから、少し本格的なタイプまでいろいろと出てきていて、これを琵琶湖のほとりに設置して、しっかり温まってから湖に飛び込む――なんて贅沢な時間が過ごせるわけです。冬の澄んだ冷たい空気の中で熱々のサウナに入り、じんわり汗をかいたあと、冷たい湖へダイブする。考えるだけで心が踊ります。

もちろん現実的には、手頃なものでもそこそこ値段がするので、簡単に買えるわけではありません。それでも、もし将来もう少し稼げるようになったら、アウトドアサウナの購入も夢ではないかもしれない――そんな未来を想像すると、冬の始まりの冷たい空気もどこかワクワクに変わっていきます。

季節は確実に移り変わり、年齢も重ねていくけれど、楽しみ方は工夫次第でいくらでも広がります。ヨットに乗った若い日の記憶と、いつか叶えたいサウナの夢。今この時期だからこそ思い返したり描けたりする、静かな冬の入口です。

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