動けるうちに、という言葉に背中を押されて。スライドドアの傷と、忘れられない一日

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昨日、オフ会の写真がアップされているのを見て、素直に嬉しい気持ちになりました。写真に写る皆さんの表情や、その場の空気感を眺めながら、「ああ、あの時間は確かにそこにあったんだな」と、じんわりと余韻に浸っていました。そんな中で、自然と思い出されたのが、今回お願いされていた「車のスライドドアのこすり傷」の出来事です。

滋賀から大阪、そして岡山までを一人で運転するという、なかなかにハードな移動。きっかけは、叔父さんの「動けるうちに墓参りをしておきたい」という一言でした。その言葉には、年齢や体調と向き合いながら生きている人ならではの重みがあり、聞いた側の心を強く揺さぶる力があったように思います。結果的に5人での出発となり、長距離移動ではありましたが、誰一人としてその選択を後悔している様子はありませんでした。

ただ、叔父さんの体調は以前とは違い、杖が必要な状態。車の乗り降りのたびに、どうしても動作がゆっくりになり、支えが必要になる場面も増えていました。その中で、スライドドアに杖が当たり、いくつかのこすり傷がついてしまったそうです。本人が一番気にされていたのは言うまでもありませんし、それを見た旦那さんからも「この傷、どうする?」と話が出て、正直かなり悩まれていたと聞きました。

そんな状況の中で、恐る恐る私に相談がありました。「傷を治したいけれど、どうしたらいいだろうか」と。普段なら出会うことのないタイミング、交わることのない流れの中で、たまたま出会えた今回のご縁。できることがあるなら、やってみようと思い、簡単ではありますがコンパウンドで磨くことにしました。

作業自体は、決して大げさなものではありません。力を入れすぎず、様子を見ながら少しずつ。紺色のメタリックボディは、光の当たり方で傷が目立ちやすい分、慎重さが必要です。結果として、浅い擦り傷はかなり目立たなくなり、正直「ここまできれいになるとは」と自分でも思う仕上がりになりました。ただ、ほんの一部、5ミリほど下地が出てしまっている深い傷だけは、どうしても残ってしまいました。これはもう、無理に触らない方が良いと判断しました。

スライドドアだけでなく、ドアハンドル周りの爪による細かな傷も一緒に磨き、こちらは見違えるほどきれいに。全体を見れば、印象は大きく変わったと思います。少なくとも、私自身としては「十分グッド」。胸を張ってそう言える状態でした。

作業中の様子を写真に収め、最後には二人でツーショットも撮影。自然と笑顔になっていて、自分でも驚くほどニコニコしていました。傷を消すこと自体が目的ではありましたが、それ以上に「誰かの気持ちが少し軽くなる瞬間」に立ち会えたことが、何よりだったのかもしれません。

あとは、旦那さんの反応がどうだったのか。それが少し気になるところです。きっと、完璧ではなくても、そこに至る背景や思いを含めて受け取ってくれていると信じたい。そんなことを考えながら、オフ会の写真をもう一度見返した一日でした。

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