🌇放課後の屋上で――
学園祭まであとわずか。
毎日遅くまで練習して、気づけばみんなの目の下にはクマさん🐻💦
あの元気いっぱいのリーダー・リナちゃんでさえ、今日はちょっぴり元気がなかった。
「……ねえ、私たち、本当にこれでいいのかな?」
風の音に混じって、ミサキちゃんの声がかすかに聞こえた。
誰もすぐには答えられなかった。
ギターのリナちゃんは弦を見つめたまま黙り込み、ドラムのユイちゃんはスティックを握りしめてる。
ベースのミサキちゃんも、いつものおどけた笑顔を見せない。
私も胸がギュッとなった。
“どうしたらいいんだろう…”って。
🍃沈黙のあとに
沈黙の時間がしばらく流れた。
ふと、ハルカちゃんがつぶやいた。
「ねぇ、最初にバンド組んだ時のこと、覚えてる?」
みんなが顔を上げた。
「覚えてるよ〜」ってユイちゃんが笑いながら言った。
「最初の曲、ひどかったよね😂」
「でも、すっごく楽しかった!」ミカちゃんも笑った。
リナちゃんの目に、少しずつ光が戻っていくのがわかった。
「うん……“楽しい音楽を届けたい”って、ただそれだけだったよね」
その言葉に、全員の顔がふっとほころんだ。
私はその瞬間、胸の奥がじんわり温かくなった( ˘︶˘ )💕
☀️屋上の風と、あの日の気持ち
夕陽が傾き始めて、屋上の風が少し冷たくなってきた。
でも、みんなの表情はどこか穏やか。
ハルカちゃんが空を見上げて言った。
「難しく考えすぎてたのかもね。うちら、音楽が好きで始めたんだもん。」
「うん、みんなで笑って、聴いてくれる人がちょっとでも元気になれたら、それでいいよね。」
リナちゃんの声には、もう迷いがなかった。
ミサキちゃんもにっこり笑って、
「じゃあ、また“最初の気持ち”で行こっか!」ってギターを鳴らした🎸✨
その音が、夕焼けの空に吸い込まれていった。
すっごく優しくて、どこか懐かしい音だった。
💧私、感動して泣いちゃいました(;_;)
みんなの話を聞いてたら、なんだか胸がいっぱいになっちゃって…。
「そっか…この子たちは“音楽を楽しむ”ためにここまで来たんだ」って思ったら、涙が止まらなかったの😢💦
ドジな私は、ティッシュを探してカバンの中をゴソゴソ…。
でも、見つけたのは楽譜の切れ端だけ😂
(そのせいで、あとで楽譜がひとつ行方不明に…ごめんなさい💦)
それでもね、泣きながら笑ってた私を見て、ユイちゃんが笑ってくれたんです。
「マネージャー、泣きすぎ〜!でもありがとう。私たち、もう大丈夫だよ😊」って。
あぁ、もう…その笑顔でまた涙出ちゃうじゃん〜。゚(゚´ω`゚)゚。💕
🎶心をひとつに、楽しもう!
そして、全員で手を重ねて言った。
「“キャット”出動っ🐾!楽しむぞーっ!」
その瞬間、夕日がみんなの顔をオレンジ色に染めた。
風が髪を揺らして、まるで応援してくれてるみたいだった。
あぁ、この景色、きっと一生忘れない。
私も胸の中でつぶやいた。
「キャットのみんなの音楽が、たくさんの人の心を照らしますように…✨」
次回は、いよいよ学園祭当日!🎤✨
🩷最後まで読んでくれてありがとう!
今日も“キャット”の音が、あなたの心に届きますように🎵(๑˃̵ᴗ˂̵)💫



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