これまで多くの事例や成功例を読み、参考にしてきた。ブログでも動画でも、伸びている人たちのやり方を観察し、分析し、自分なりに取り入れようとしてきたつもりだ。ただ、常に引っかかっていたのが「どこまで真似していいのか」という線引きだった。構成、言い回し、テーマの切り口。寄せすぎると自分がなくなる気がするし、離れすぎると誰にも届かない。その判断がつかないまま、正直なところ、手探りで進んできた。
そんな中、ここ最近になって少し変化を感じている。再生数や閲覧数といった数字が、ほんのわずかだが以前より上向いてきたように見えるのだ。爆発的な伸びではない。けれど、「ゼロに近い状態」から「反応が返ってくる状態」へ移行しつつある、この差は大きい。もしこの感覚が間違っていないのなら、今は中途半端に遠慮する時期ではないのかもしれない。
思うに、まず必要なのは「勝ち癖」だ。小さくてもいい。再現性のある成功体験を積み重ねること。これはスポーツでも仕事でも同じで、結果が出たやり方は、徹底的に使い倒す価値がある。今うまくいっている型があるなら、そこに感情を挟まず、素直に真似する。オリジナリティは、その後でも十分に育てられる。
とはいえ、心のどこかでは常にこう思っている。「自分の作るもの」「自分の言葉」「自分の感覚」を大事にしたい、と。やはりオリジナルが一番いいよな、という気持ちは消えない。むしろ、それがあるから続けられている部分もある。ただ、冷静に考えてみると、どれだけ思い入れがあっても、見てもらえなければ存在しないのと同じだ。誰にも届かない表現は、自己満足で終わってしまう。
では、その狭間でどう動くべきなのか。答えは、感情ではなく検証で出すしかない。だから今回は、この考えをそのまま形にし、明日一本配信してみることにした。あえて「寄せる」。あえて「型を使う」。その結果、数字はどう動くのか。視聴維持率、クリック率、反応の質。感覚的な手応えと、客観的なデータの両方を見る。
もし結果が良ければ、それは一つの答えになる。今はオリジナルを磨くフェーズではなく、勝ちパターンを積み上げるフェーズだという判断ができる。逆に、数字が動かなければ、別の切り口を考えればいいだけの話だ。重要なのは、「考えたまま終わらせないこと」と「出して確かめること」。
真似ることは、逃げでも妥協でもない。戦略だ。まずは勝つ。その上で、自分らしさを乗せていく。その順番を間違えないように、しばらくは数字と正面から向き合ってみようと思う。


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