早朝から岡山へ向かうため、いつも楽しみにしている朝のコーヒータイムは今日はお預け。家を出た瞬間のひんやりした空気に、思わず肩をすくめながらエンジンを始動しました。気持ちの余裕がない朝ほど、あの湯気と香りに包まれた一杯が恋しくなるものですが、そんな日は“缶コーヒー”が最強の相棒です。手のひらに収まった瞬間に伝わるじんわりとした温もり。「あぁ、これこれ」と思わず小さくうなずいてしまう。ドライバーならきっと誰もが経験する、寒い朝のささやかな幸せです。
今回は久々の岡山行き。走り慣れた道とはいえ、やはり長距離運行の疲れはじわじわと体に積み重なります。岡山へ向かうルートは景色も良くて好きなのですが、それでも途中で一息入れたくなる瞬間がある。そこで立ち寄ったのが、山陽道・龍野西SAでした。
「何かうまいもん、あるかな…」
そう思いながら歩き始めたその時、ふと視界の隅に飛び込んできたのが“醤油フランク”の立て看板。見た瞬間、軽い電流が走ったような感覚がありました。
というのも、この醤油フランク。滋賀県の神田PAで初めて食べたとき、「なんやこれ、めちゃくちゃうまいやん!」と心の中で“うまし!”を連発した、あの感動の味だったのです。肉汁のジューシーさ、香ばしい醤油の風味、パリッとした食感。フランクなのに和風のコクがしっかり効いていて、1本で大満足できる存在感。あれをまた食べたいと思っていたものの、まさか山陽道でも出会えるとは思っていませんでした。
税込450円。手に持つとずっしり、見た目からして食べ応え十分。神田PAで初めて食べたときと変わらない存在感で、「久しぶり!」と言いたくなるような懐かしさすらあります。
看板を見て気づいたのですが、その横には冷蔵ケースが置かれていて、中には“明宝ハム”の並んだ姿が。
「なるほど、明宝ハムがあるところには、醤油フランクがあるってことか…!」
そう妙に納得してしまったんです。産地性のある旨いものの“つながり”を感じると、なぜだか嬉しくなるんですよね。ちょっとした謎が解けたような、そんな小さな満足感がありました。
そしてもう一つ、今回はちょっとした手土産ならぬ“帰宅後のお楽しみ”も確保しました。
その名も 「ふわっともっちり 塩大福」。税込250円。
この手の和菓子は、サービスエリアでも当たり外れがあるものですが、この大福は素直に「おいしそう…」と思わせる安心感のある見た目。塩加減が絶妙で、甘さを引き立てるタイプの大福って、ときどき無性に食べたくなるんです。せっかくだし妻の分も一緒に買って、夜に熱いコーヒーと合わせてゆっくり楽しもう。そんな小さな計画まで立ててしまいました。
長距離の運転はどうしても体力を使いますが、こうして立ち寄ったSAでのちょっとした出会いが疲れを和らげてくれるんですよね。ドライバーにとってサービスエリアは単なる休憩場所ではなく、ほんのささやかな楽しみを見つける場所でもあります。
今回の龍野西SAでの醤油フランクとの再会は、まさにそんな“ご褒美”のひとつでした。忙しい朝でも、寒くても、缶コーヒー片手に走り出した道中で、ふとした瞬間にこうした小さな幸せが転がっている。だからこそ、長距離の仕事にも続けたくなる魅力があるのかもしれません。
今夜は、妻と一緒に塩大福を食べながら、熱いコーヒーで一息。忙しい一日の終わりに、ほっと落ち着ける時間を過ごすのが何よりの楽しみです。
そんなわけで、今回は早朝の岡山行きで感じた“寒い朝の相棒”と“SAグルメの再会”のひとコマをお届けしました。次はどんな味や出会いが待っているのか、また楽しみにしながら走り続けたいと思います。



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