今日も仕事で一日が終わりました。
正直なところ、体はなかなかに疲れました。それでも今日は、いつもより少しだけ心が温かくなる一日だったように思います。
各現場で、リフトマンさんや積み込み・積み下ろしをしてくださる方々に、年内のご挨拶をすることができました。「今年もお世話になりました」「良いお年を」。たったそれだけの言葉なのに、交わした瞬間、不思議と胸の奥に残るものがありました。忙しい中で交わした短いやり取りが、思っていた以上に自分の中で意味を持っていたのだと思います。
年齢を重ねて、ようやく「ありがとうございます」と素直に言えるようになった気がします。
若い頃の私は、とにかく自分のことで精一杯でした。いかに早く仕事を終わらせて、いかに早く家に帰るか。そればかりを考えて動いていたように思います。周りを見る余裕もなく、誰かの立場や気持ちに思いを巡らせることも、正直ほとんどありませんでした。
今振り返ると、心に余裕がなかったのだと思います。余裕がないと、人はどうしても自分中心になります。早く終わらせたい、早く楽になりたい。その思いが強すぎて、「誰かのおかげで今が成り立っている」という当たり前の事実が見えなくなっていたのかもしれません。
それが、いつ頃からでしょうか。
少しずつ、ほんの少しずつですが、心に余白が生まれてきました。年齢なのか、経験なのか、失敗や遠回りの積み重ねなのか。理由ははっきりしません。ただ、今は関わる人たちが、少しでも気持ちよく仕事ができたらいいな、少しでも幸せを感じてくれたらいいな、そんな思いが自然と湧いてくるようになりました。
結果を出すことの難しさも、身をもって知りました。努力しても報われないことがある。頑張っても評価されないことがある。その悔しさや虚しさを味わったからこそ、今日も黙々と仕事をしている人たちの姿に、心が動くのだと思います。
「すごいですね」
「いつもありがとうございます」
そんな一言が、どれほど人の心を支えるか。今なら少しわかります。
もちろん、私自身はまだまだです。胸を張って結果を出しているわけでもありません。むしろ道半ばで、迷いながら進んでいる途中です。それでも、だからこそ言える言葉があるのかもしれません。頑張っている人を、ただ応援したい。そう思える自分でいたいのです。
たった一言の挨拶でも、「またあの人と会いたい」と思ってもらえたら嬉しい。その小さな積み重ねが、巡り巡って自分の心も温めてくれる気がします。
今日という一日も、特別な出来事があったわけではありません。でも、確かに心は動いていました。
そんな一日を過ごせたことに、静かに感謝しながら、今日を終えたいと思います。



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